発売年 | 1982 |
CPU | Z80A(4MHz) |
メモリ | 64KB |
画面構成 | 320×200(8色) 640×200(8色) 640×400(白黒) |
価格 | 128,000円(FP-1100) 98,000円(FP-1000) |
備考 | FP-1000はモノクロモデル |
当時はまだ珍しかった、本体とキーボードが別々のセパレート型。周辺機器と統一された白と黒のカラーリング。FP-1100は、そのころなにより本体デザインを重視していたわたしにとって、結構魅力的なマシンに見えました。
しかし実際に店頭で見ると、キーボードがかなり厚ぼったく、また盤面に何も意匠がない為、カタログで見る精悍な姿とは裏腹に野暮ったい印象を受けました。もちろん売りである統一感のある周辺機器も展示されておらず、他の数あるマイコンの中に埋没していたように感じました。
有効桁24桁の倍々精度演算ができたり、同社のポケコンでも採用されているプログラムエリア分割、BASICにおいてカナ文字を変数に使える、カタログスペックはPC-8801とそれほど変わらないのに値段は半額近い、というカシオの特徴が余すところ無く表れた、実にカシオらしいパソコンだと思います。