発売年 | 1982 |
CPU | 6301(8ビットCPU 614kHz) |
メモリ | 16KB |
画面構成 | テキスト 20桁×4行 グラフィック 120×32 モノクロ |
価格 | 138,600円 |
小型のコンピューターというと、当時ポケットコンピューターがありました。
ポケコンが電卓から派生して高性能化した小型コンピューターとすると、このハンドヘルドはデスクトップを小さくした小型コンピューターといったところでしょうか。ちょうど今のノートパソコンの位置づけに似ています。
このHC-20はそのエポックメイキング的な機種で、業務用途などにも結構長いこと使われていたようです。
しかし当時のわたしにはもちろん、魅惑的なゲームマシンに映っていました。
複数行表示でしかもグラフィック表示ができる、大型のディスプレイを搭載したHC-20は、まだゲームボーイが出ていなかった当時は実に魅力的なポータブルゲームマシンに見えました。
その後、さらに大きな画面を持ったPC-8201が登場し、関心はそちらに移ったんですけど、その質実剛健なデザインは「働く男のツール」とい感じで、そういう点でも記憶に残る機種だと思います。