発売年 | 1982 |
CPU | HD61913A01(4bit CPU) |
メモリ | 544ステップ (最大1568ステップ) |
画面構成 | 12桁 |
価格 | 14,800円 |
わたしが初めて買ったパソコン(ポケコン)です。
PC-8001やモニタ付きMZシリーズは10万円以上、FM-7やMZ-700といった入門機でも10万円前後、さらに安い子供向けのものでも5万円前後……という当時のパソコン価格事情。もちろん子供なわたしには、価格差はあるものの払えないという点で、どれもお空の上にあり手の届かないものでした。
そこに、まさに衝撃的な価格で登場したのがこのPB-100でした。ホントに衝撃で、あのときの驚きは今でも覚えているくらいです。
「こ、こんな値段でこんぴゅーたーが!しかも入門書付きで!?」
お年玉で購入しました。そのころ、A=A+1の意味が理解できていなかったわたしには、格好のBASIC入門機となり、このPB-100とその入門書でBASICを覚えました。
値段もそうなんですけど、後から考えてよかった点といえば、これが今で言う「モバイル」だった事です。喫茶店を繁華街で経営していて、夜はそちらへ行く事が多かったり、週末は祖母の家へ泊まりに行ったりと家にいる事が普通よりも少なかったわたしにとって、どこでもプログラミングができる……というのはかなりの利点だったのではと思っています。
12桁1行で何ができるのか……と、今となってはそう思いますが、確かそのころ
こんなバスケットボールゲームを作っていたような(^^;。ボールが上に行っているときに敵とすれ違うと、相手を抜いたということで得点……てな感じでした
グラフィックキャラクタも豊富にあるし、実行速度も結構速いので、BASICで簡単なゲームを作るならシャープのポケコンよりも使いやすいのではと思っています。