発売年 | 1981 |
CPU | 68A09(1MHz) |
メモリ | 64KB |
画面構成 | 640×200(8色) |
価格 | 218,000円 |
備考 | 32KB・128KBのバブルメモリ搭載可 |
年数だけは長いわたしのパソコン歴の中で、富士通とのふれあいは、実は数えるほどしかありません。
そんななかで一番印象に残っているもの……というと、このFM8かなあと……
わたしのFM8の印象はというと、「大きい」ということでした。横幅が49センチということは初代98とほとんど変わらないのですが、キーボード一体型の本体もあいまってか、すごく大きく感じました。
当時としてはかなり高性能で、640×200の解像度でドット単位8色をつけることができるグラフィック、メインとサブで6809CPUをふたつ使用し、64KBの大容量メモリを搭載、オプションではありますが漢字が表示できる……と、まさに富士通の威信をかけたと言っていい仕上がりでした。
あまり成功はしませんでしたが、FM8は、その後FM-7が大ヒットし、FM-TOWNSでマルチメディアを先駆け、FMVで今でも第一線を走り続ける富士通の、個人向けパソコンのスタートになった記念碑的なマシンだと思っています。